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2006年9月掲載 不法風俗街は消えた
提言40 ~JR町田駅南口、7年に及ぶ撲滅運動の成果~ 元相模原市議会議員
本間 俊三
 4年前までここに不法風俗街(外国人女性による売春街)が有ったことを想像すら出来ない風景となった。十棟有った古い木造建築の売春宿は、全て解体撤去され市立公園、時間貸し駐車場あるいは空き地となり夏草が茂っている。
 八年に及ぶ警察の徹底した取り締まり、そして七年前から始まった不法風俗街撲滅運動、さらには相模原市の思い切った予算投入がうまく連携しこのような成果に繋がった。
 このようなうまくかみ合った連携のケースは、横浜黄金町の売春街撲滅作戦のモデルケースにもなったと聴いている。そういえば四年前、西区職員、自治会・商店会役員、街作りコンサルタント等十数名が相模原市を通して我々の活動の一部始終を調査に来たことがあった。まもなくして黄金町の大規模取り締まりを報道で知った。

 今、消えた不法風俗街を前にして様々なことが脳裏をかすめる。TVで放映された大規模取締の場面、二度にわたる市長・署長による現地視察。不意の視察にうろたえる女性。「相模原市にこんなところが有ったのか」と市長が思わずつぶやいた事など。
 不法風俗街は確かに消えて初期の目的は達した。この成功鍵はどこにあったか思うとき、我々の運動が警察行政や市行政の側面支援つまり警察の取り締まりや市の予算措置の後押しに徹したからと解った。
 市民大会や啓発活動に参加された方、署名集めに奔走された方、活動を理解し応援してくれた多くの市民、みんなの勝利です。
【東側上方より当該地を望む】
【西側から当該地をみる】

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