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2003年12月掲載 こんなに違う市と県
提言7 ~行政取り組みの違いの例~ 元相模原市議会議員
本間 俊三
 皆さんは、国道16号線大野台付近を走っていて、最近景色が少し変わったことに気がつきませんか?
 野立て看板が撤去されたからです。
 野立て看板に関する行政は、3月までは神奈川県の仕事でしたが、相模原市が中核市移行と共に業務が移管されることとなりました。

●この区域へ設置は違法
 相模原市大野台地区に広がる緑地の多くは、首都圏近郊緑地法に指定されております。そして神奈川県屋.外広告物条例第3条により屋外広告物の設置が禁止されております。当然ながら、業務が相模原市に移管された後も、相模原市は、新たに条例を設置し、市条例第9条で禁止しております。

●条例への対応の違い
 この地域の屋外広告物の違法性につきましては、7年前から神奈川県土木事務所に指摘してきました。
 しかし、県は看板業者に対しても、スポンサーに対しても違法性や撤去の働きかけは全く行ってくれませんでした。
 それに対し、相模原市は当時行政権限がなかったにもかかわらず、許されるぎりぎりの範囲で、看板業者・スポンサーに説得してくれたのです。
 違法性を説明し、協力をお願いすることで、心ある業者・スポンサーは撤去に応じ今日の状況となりました。
 行政の仕事も、担当や取り組み次第で、こんなに違うことを教えられた一例でした。
【野立て看板が氾濫していた16号線】
【現在はスッキリ…】

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