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2003年7月掲載 森を育て、森を守る
提言2 ~尾瀬戸倉山林植林ボランティアに参加して~ 元相模原市議会議員
本間 俊三
■今、なぜ森林なの?
 私たちが文化的な生活を追及すればするほど、排出する二酸化炭素が増大し、地球温暖化が進行するといわれております。反面、森林はたくさんの二酸化炭素を吸収し酸素を排出します。また、肥沃な土壌を作り出し、生き物にとって欠かすことのできないたくさんの栄養を川や海へ供給するという、漁業資源にとっても重要な役割を果たしております。更に近年、緑のダムとしての水源涵養機能も大きな注目を集めています。

■森林・植林ボランティア
 森林の持つ役割の重要性から、国内に森林育成や植林を行っている団体やボランティアが数多く組織されております。
 その中で、私の所属するNGO団体「(財)オイスカ」は、国内にとどまらず中国、モンゴルの砂漠地帯での植林や、東南アジア熱帯雨林の過剰伐採地帯でのマングローブの植林等、幅広い活動を行っております。5月28日、東京電力が主催した尾瀬戸倉山林のブナ植林事業に、関東一円から300人近いボランティアが集まりました。今回の私の参加は「オイスカ」を通じてのものでした。

■尾瀬戸倉山林のブナ植林事業
 戸倉の森は、首都圏の水がめとしての役割を担いつつも、戦後復興期に多くの木材が切り出されました。山林を所有する東京電力は従来からの保護活動に加え、平成9年より水源涵養機能を高めるため、ボランティアによる「ブナの植林」活動を開始しました。
【戸倉の森の植林キャンペーン】
【ボランティアによるブナ植林】
【微力ながら私も参加】

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