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2003年9月掲載 東ティモール農漁業・環境支援の例
提言4 ~豊かな自然を取り戻そう・マングローブ植林~ 元相模原市議会議員
本間 俊三
オイスカ主催マングローブ植林プロジェクト
 7月30日より8日間の日程で、東ティモールマングローブ植林フォーラムに参加しました。植林した場所は東ティモールの首都「ディリ」市から西へ4千キロ程の「ツバル」という地域の干潟です。オイスカが企画・募集し、関東・関西を中心に17名が日本から参加。年齢や職業も多様で、高校生・大学生・会社員・定年後のご夫婦・国立大助教授・大学院生と様々でした。
 東ティモールに着いて知ったのですが、今回のフォーラムには現地の日本大使館・ジャイカの積極的協力があったこと、さらには国連を通じて派遣されておりますPKO、陸上自衛隊施設群の方々による休日を利用しての応援でした。これらの方々の協力で、植林に参加された方は2百数十人にのぼり、3,500本のマングローブを植えることができました。
 マングローブは成長が早く、5年で人の背丈以上になり、10年で森の形になるそうです。消えた魚介類が再び戻ってきて一日も早く元の豊かな海になるよう願っています。

●オイスカ
 国際的NGOです。主務官庁は外務省、農林水産省、経済産業省、厚生労働省の4省。「国や地域の繁栄は物資と精神の調和が重要」との基本理念のもと、世界規模の活動を行っております。

●東ティモール
 昨年5月、長い内戦の後インドネシアから独立しました。大統領はシャナナ・グスマン。

●マングローブの減少
 熱帯・亜熱帯の潮干潟に育成する樹木の総称。燃料や建築材として、また開発によって急激に減少。このことが海洋資源(魚介類)の枯渇、海水の浄化作用の減退、地球温暖化の促進原因として考えられています。

●ジャイカ(JICA)
 日本国際協力事業団は東ティモールにおいても復興開発支援を各方面で実施。
【東ティモールにて】
【マングローブの植林風景】

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