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望郷玉杉会

オンジやオンバ達の故郷ツアー
2009年5月
  2日~4日
 5月の連休を利用して「オンジやオンバ達の故郷ツアー」を行いました。
 「おんじ」や「おんば」とは長男以外の男の子や女の子をひっくるめて言う言葉で、今の私たちがそれに当たり、故郷を遠く離れてふと思い出すのは、ふるさとの山や川そして鎮守の森やお祭りなのです。

 昨年夏、山五十川出身者40名ほどが相模原に集まり親睦会を開きました。故郷の村祭りや村芝居を懐かしむ声が多かったのですが、久しぶりに帰っても泊まる実家が無い、あっても気兼ねするなど、各自事情は様々です。
 そこで、「バスを借り切り、泊まりは湯の瀬や民宿で…」という企画を立て、同郷の仲間が集って楽しい帰郷となりました。
樹齢1500年、国指定天然記念物の「玉杉」の前で記念撮影 周辺の山々は山桜が満開でした。藤沢周平の作品を連想させます。
数百年にわたって続けられている道行と呼ばれるくねり。村内を神社までくねります。 神社入り口鳥居前で、川向こうに集まっている村民に対し、笛・太鼓・小鼓による「道行囃子」が披露されます。


鳥居前で謡が披露されます。

↑ 画面クリックでムービーをお楽しみ
   いただけます。(1分24秒)
神社境内は3回まわります。 道行行列が本殿に入ると、若者による御輿が始まります。ここの御輿は担がずに手で持ちます。
本殿にて御幣鳥の儀式がおこなわれました。長男でない私もツアーの代表として例外的に神事に加わらせていただきました。 神事の後には直会が始まります。
直会の始まりに合わせてお能と歌舞伎が奉納される。まずは口上から。 お能舞台「山戸能」、演目は「猩々」。山戸能の発祥は清和天皇の代貞観8年(866年)と言われています。謡は観世流で、12ある能面には室町時代に作られたものもあります。

歌舞伎舞台「山五十川歌舞伎」、演目は仮名手本忠臣蔵「鶴ケ岡社頭兜改めの場」。この山五十川歌舞伎は江戸宝永年間から伝わっています。
古典芸能伝承館前で、八重桜を記念に植樹しました。

植樹後の記念写真です。
後方が古典芸能伝承館で、この後バスにて帰路に就きました。


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